屋形船の安全対策・災害対応・社会貢献の取り組み

屋形船の安全対策・災害対応・社会貢献の取り組み

屋形船業は、乗り物を使った事業です。ですから、飛行機や客船、鉄道、バス、タクシーなどと同様に、乗客の生命を守る「安全」が何よりも優先します。ここでは、屋形船業に携わる船宿が、乗客の安全を守るために行っている取り組みや方策をご紹介します。
それから、東京の屋形船船宿業者は、地震などの災害時に「船だからできること」が何かないかと、協同して対応策を考えています。こうした業界による社会貢献の取り組みについても、あわせてご紹介したいと思います。
 
1.⑴安全対策と事故に遭った際の補償
まずは屋形船の乗客を守る安全対策、そして事故に遭った際の補償についてです。
 
・安全対策
どの船宿も、基本的な安全運航方針(安全運航ポリシー)を謳っています。だいたい共通するのは、以下のような内容です。
 ・船舶運航にかかわる法令の遵守
・事故の原因調査、再発防止のためのシミュレーション実施
・安全管理マネジメントの徹底
・乗組員相互、船宿本部と船舶間の連絡体制確保
・食品衛生管理、厨房の清潔管理の徹底
 
屋形船は飲食店の一種なのですが、同時にたくさんの乗客を乗せる船でもありますので、街角のレストランよりもずっと厳しい安全管理が求められるわけです。
そのうえで、具体的には以下のような安全対策業務を行っています。
 
① 定期的な避難訓練
緊急時に乗客を速やかに避難誘導できるよう、日頃から座礁や衝突、火災を想定したシミュレーション訓練を行っています。
② すべての乗船スタッフに救命訓練
乗船するすべてのスタッフに基本的な緊急救命措置の訓練を行っています。また、ほとんどの船にAED(自動体外式除細動器)を積んでいます。
③ 業務用無線
船宿の事務所とすべての船を結ぶ業務用無線が用意されています。日常的な業務上のやりとりにももちろん使いますが、災害時など、携帯電話がつながりにくくなったような状況でも安定して通信が確保できます。
④ 防災ミーティング
災害を想定した意見交換を行うミーティングも定期的に行っています。
 
1.⑵事故にあった際の補償
屋形船を運航している船宿会社は、ほとんど船客傷害賠償責任保険に加入しています。座礁や衝突など、航行中のすべての事故によるケガが保険で補償されます。
総合賠償責任保険や生産物賠償責任保険、食品営業賠償共済に加入していれば、船内で提供された食べ物による食中毒も保険でカバーされます。


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